「自分で作る、無料を活かす」ことから始めよう!
この半年、多少「世間」とかかわってパソコンに関する仕事をしてみると、何が求められているかの「尻尾の方」が少しだけ見えてきました。
多くはやはりオフィスソフトを使えるようになりたいということ。それと、ホームページやネットショップをやってみたいけど、自分でゼロから覚えて始めるのは少し荷が重いと言うこの2点ではないでしょうか?
今はパソコンを利用する多くの事務所でマイクロソフトのオフィスソフトを利用しています。どうしてこれほど「MicrosoftOffice」なのかと不思議になるほど利用しているようです。こうした現実を見れば、ビル・ゲイツがいくらあるかわからないほど財産を築くのもわかる気がします。
オフィスソフトはいくつかのソフトが含まれているわけですが、多くはワープロと表計算ソフトの利用がほとんどだと思います。オフィスソフトがマイクロソフト製しかないわけではないのですが、作成したドキュメントのやり取りを考えるとどうしてもみんなが同じようになってしまうのもいたし方のないことです。
しかし、一般の方は案外知らない方も多いのですが、マイクロソフトのオフィスソフトとほとんど同じように利用できる「無料」のソフトがあります。
作られて間もない頃はさすがに機能的にも劣っていたのですが、今では改良を重ね、実用に耐えるほど性能もアップし、マイクロソフトのオフィスソフトと互換性のあるソフトになっています。
このソフトはOpenOffice.orgというソフトですが、ワープロや表計算ソフトのほかにもプレゼンソフト、データベースソフト、ドローソフトなどが含まれていて、マイクロソフト製の同等のオフィスソフトを買えば4~5万円ぐらいの費用はかかると思います。このソフトがなんと無料で使えるのです。
実は、すべてのソフトがマイクロソフトと同等の機能かといえば、いくつかのソフトはまだまだ「発展途上」の状態ですが、多くの方が使っているワープロと表計算ソフトに関して言えば、相当性能的に近いものになっています。
パソコンが1台や2台しかなく、それでオフィスソフトを利用しているというならあまり負担もありませんが、10台、20台を使用していてそのソフトをすべて購入し、さらに数年のうちにアップデートを繰り返すのは大変な負担です。これらの費用すべてが無料になるなら、やはりOpenOffice.orgの導入を検討するに値するはずです。
ただ、唯一初心者が困ることがあります。
それは充実したマニュアルが付いているわけではありませんし、マニュアル本も数多く出ているわけではありません。しかし、マイクロソフトのオフィスソフトをある程度以上使える人なら、ほとんどマニュアルに頼ることなく移行することができるでしょう。
今後このオフィスソフトをはじめ、ブログでのホームページ制作、ネットショップ構築サービスを利用したショップ構築情報に絞って当サイトを制作していく予定です。
「あれもこれも」から「確実なひとつ」ですか?
気仙沼を離れて約3ヶ月。気仙沼から車で約1時間半ほどの岩手県県南中央部の小さな町で暮らしています。
私が3ヶ月ほど前から勤め始めた会社は、東京のIT会社が地方に出した事業所で、正直に言えば地方のスタッフは高いスキルがあるわけではありません。それでも何とか仕事らしいものになり、IT会社の看板を掲げて仕事をしています。
現状のスキルで仕事らしいものになっているのは、お客様となる人々がパソコンの初心者だからなのですが、それでも本来ならばもっと高いスキルを持って対応したいものだと思っています。
仕事らしくなっているもうひとつ大きな理由は、変な言い方ですが、仕事がないからです。
パソコン初心者にお店に来てもらって説明すると言う仕事は高い料金をいただくわけにも行きません。本来はビジネス需要のもっと高いお金を支払っても教えてもらいたい内容を教えて料金をいただきたいわけですが、スキルがないこともさることながら、需要もないわけですから、そこから新しい展開が生まれてこないのです。
「高いスキルで高い料金がいただける仕事」もなければ「高いスキルを磨く人」も生まれてこないと言うのも事実です。
だからといって、本当にITに関する需要がないのかと言えば、実はそうではない気がしています。
なぜなら、今この閉塞感のある時代の中で、何かしなくては生き残れない!という気持ちを持っている人は地方でもたくさんいるのです。それらのすべてが、必ずしも「IT」という解決の方法を求めているわけではありませんが、しかしながら「IT」は何らかの形で解決の糸口をもたらす可能性を秘めています。
例えば、「インターネットショップ」は実店舗に比べてほとんどお金をかけずにお店が作れます。確かに知識がなければPRなどはたいへんですが、それでもかかる経費をおさえて販売のチャンスを生み出すことが可能です。
もちろん、「ホームページ」も大きな力です。
かつて、ほとんどコストをかけず情報発信しようとすれば、口コミや手作りのチラシなどをごく限られた範囲に配るなどの方法しかありませんでしたが、「ホームページ」を作れば、大企業と同等の情報発信手段をごく小さなコストで手に入れることができ、自由な情報発信が可能です。
これほどコストをかけずに情報を発信できる手段はかつてなかったのです。
今地方で「IT」を語るなら、難しいスキルの要求されるものより、まずこうした基本と言える「ホームページ作り」や「ネットショップ作り」で十分なのかもしれないと思い始めています。
「なんちゃってホームページ」と言う言葉をきいたことがあるでしょうか?
ホームページソフトなどをつかってとりあえず作った、ほとんど見る気のしないホームページをつくって、「うちでもホームページ作りました!」などという方が時にいますが、これはやはりちゃんと機能する「ホームページ」とは言えません。
やはり、見る人のことを考え、読んでもらえる情報をきちんと発信するホームページを作ってこそ「ホームページがある」といえるのです。
小さな地方都市であっても、ちゃんとしたホームページを作る、そして適切に情報を発信するホームページを提供する会社がやはり必要です。
OpenOffice.orgを出発点にしてみるか!?
個人がパソコンという道具を手にして、たった一人で地方を元気にしようとしても当然ながら無理があります。もちろん、自分を買いかぶることもありませんが、たった一人が始めたことが多くの人の賛同を得て、小さなきっかけとなり大きなムーブメントになることは必ずしも少なくないだろうと思っています。
…ここ数年来、私はなんどもなんどもつまづいて、今、お隣の県の気仙沼から約85km程離れた遠野に住んでいます。気仙沼に住んでいた時はもちろん、隣の一関市千厩町奥玉に住んでいた時もそして今も、インターネット&パソコンを活用して地域のためにできることがないかと考え続けていましたが、なんにもできませんでした。
しかしこの頃、努力して高いスキルを身につけたときに達成できるのではないかと考えていたことが、実は案外、地域の人に必要とされているそれほど高いとはいえないスキルでもかなり役に立つことがあるのかもしれないと考え始めています。
これまでたくさんのCMSと「付き合って」きました。そして更に、たくさんのオープンソースと出会い、様々な形で利用させてもらい、学習もさせてもらってきました。
例えば、サーバ構築やデータベース、通信等などのジャンルにたくさんのオープンソースが利用されていて、たくさんのビジネスが成立しています。しかし、それらは高いスキルが求められるわりには、地方の暮らしの中でそれを活用してビジネスに生かそうという言う人も状況もさすがに少ないと思います。
一方、OpenOffice.orgなどはMicroSoftの代用品と考えられてしまいがちですが、実は案外、こうしたベーシックなソフトが地方で「オープンソース」を役立てていくキーとなるのではないかと考えています。
ご存知の方も多いかもしれませんが、会津市役所でMicrosoftのOfficeをopenoffice.orgに切り替えたことが報じられています。これは単に経費を節約するという以上に大きな意味を含んでいる気がするのです。それは、あてがいぶちの便利なソフトを利用すると言うことから、自分たちの環境や状況に合わせてソフトを選択すると言う方向が生まれると言うことだと思うのです。
考えてみれば、地方の多くの自治体や公共機関などは、ほとんどWindows搭載のパソコンを利用していると思います。パソコンとはそのようなものだと疑うこともなく利用しているかもしれません。そんな中、パソコンが案外「税金を食う虫」だと気づき始めているかもしれません。
私に限って言えば、パソコンを利用しはじめたのはNEC9800から利用しましたし、その後は長い間Macを利用していました。Windowsを使い始めたのはXPからで、パソコンがWindowsOSを載せた物だと言う認識はまったくないのです。
いずれにしても、Windowsという「支配」から脱却する「オープンソース」は、実は想像以上の新しい力を生み出し、地方に新しいPCの息吹を芽吹かせてくれる可能性があるのではないかと、密かに楽しみにしているのです。そのきっかけのひとつが、OpenOffice.orgかもしれません。
